「白日」主人の西坂さんに
ウレシイカベについて伺ってきました。
①ウレシイカベにして良かったですか?
A. 昭和3年の建物なので長い歴史の中で壁も幾度も塗られたり張り替えられたりしていました。元々の壁の姿を想像し、それに少しでも近付けたかったのですが、ウレシイカベを塗り進めていただくうちに、その想像の壁が現れて来るような感覚になりました。さごく嬉しかったです。
②施工前と施工後の違い
A.もっとも違いを感じたのは空気感です。建物が息を吹き返し、喜んでいるのが伝わって来るようでした。
③他に何と検討しましたか?
ペンキ、和紙なども考えましたが、やはり元々の壁の姿を取り戻したかったのでウレシイカベに決めました。
④壁とお店に対するコンセプトや目指したものはありますか?
A.ものが浮き出すような見え方、ほどよい緊張感を与えてくれる壁で、店のコンセプトにもピッタリでした。
⑤メリット・デメリット
A.メリット→重厚感がある。空気が澄む。時間が経つにつれて風合いがどんどん良くなる。
デメリット→釘穴から粉が出るくらいで他には見当たりません。
⑥おすすめするとしたらこんな方にはおすすめですよ
A.自然の光も電球の光も吸収して美しく見せてくれるので、住宅にはもちろんおすすめです。店舗では滞在する僅かなひと時で心地良さを感じてもらえると思うのでジャンル問わずおすすめです。
⑦白日はこんな店ですよ。
A.古いもの、現代作家のもの、オリジナルのプロダクト商品を取り扱っています。来ていただければ何か伝わると思います。
⑧笑ったことや、びっくりしたこと、うれしかったこと
A.笑ったこと→左官森本健一さんの濃い人間味
びっくりしたこと→改装初日、まったく動かなかった引き戸が水拭きをして壁塗りが進み始めると、何かを吹き込まれたように徐々に動きはじめた事です。
うれしかった事→この壁ですよ。見にいらしてください。
とコメントをくださいました。
西坂さん。
ありがとうございました。
浅草橋はあの人形の久月など
人形問屋さんなどが隣接する下町。
行き交う人たちも気さくに話しかけて来られたり
そんな下町情緒の中に白日さんはあります。
場所は東京都台東区柳橋1丁目24−1
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