実はシャーペンがほしかったのです。
この歳になるとあまり欲しいものなどなく・・・しかし
シャーペンがほしかったのは毎日使うから・・・。
先日出逢ったボールペンが手に馴染み過ぎて
毎日使うシャーペンに違和感が生まれてきていたのです。
今の時代、安く買えるところがすぐにチェックできるし
ワンクリックで翌日にはAmazonから送られてくる時代です。
でもものを買うというのはその時のやり取りや思い出、そして出逢いのチャンスでもあると思うのです。
ということで
毎日使うものだから気に入ったものが使いたい!
そう思って銀座のカランダッシュへ。
手頃なものがいいなって思っていたのだけれど
ほしかったラインには0.7ミリはなく、一番安いのはチープ過ぎて使うのが辛いし、高いのを買うのもちょっと考えるし・・・。
そこでこの写真の方にちょっと相談しました。
シャーペンを探しているのですが。
いろいろ試し書きをして、問題勃発。
僕の手は左官職人の手なのでとにかく滑るのです。
その中でふと渡されたものが実は一番興味のあったものでした。
でもちょっと予算オーバーなんだよなぁ・・・。
これは私が使っているものですがと渡されたものは
なんと10万円級のもの。
いやいや高級すぎるでしょって思いながら手に持ってみると
なんとも馴染むのです。
日常に使用する筆記具をきちんと作った上で
妥協のないものづくりをするとこの価格になるんだなって
ものづくりに感心しながらも・・・完全にオーバースペック。
あまり高いのも考えものですし・・・
そうです。高ければいいというものではありません。
でも、ただ高級かと思っていましたが、高いだけのことはありますね。
そうなんです。しっかりと使い心地もいいんです。
あんまりにも先日買ったボールペンが使いやすかったので・・・
私も小学校6年生の時にカランダッシュのボールペンを使って電流が走りました。
それからなんですか?
はい。ボールペンは一筋です。
あと芯はBでお願いします。
カランダッシュはBはもう作ってないんです。
あっ・・・。ここに残っていたような・・・・。ありました。
これは差し上げます。
芯を使う場合はぺんてるのAinのものを使ってください。
これは世界中の芯を使ってみて一番相性がいいんです。
他のものだと折れやすかったり詰まったりします。
ちょっと参りました。
もし、Amazonで買っていたらこの出逢いと学びはありませんでした。
それに・・・今回のシャーペンを使うたびに
カランダッシュの青地さん。思い出します。 小学生とか筆記具についての質問に尋ねてこられたりするそうです。
いい出逢いでした。
え・・・?
どんなのを買ったのか?
それはもしお逢いすることがあれば
その時に。
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