今年中に天然素材100パーセントで行くと宣言して
先日ウレシイカベを塗らせて頂いた蕪木さんのお話がきました。
伺うとできるだけ自然のもので内装を仕上げたいとのこと。
もちろん今までの壁もほとんど自然素材のみって言っても差し支えない内容なのですが そこは言葉ほとんどっていうのと100パーセントっていうのはずいぶん違うと思うのです。 世の中の流れは売れることが正義って感じでみなさん平気でほぼってのを100パーセント天然だとか、無添加、とかって言っちゃうようですけど
私はどうもそういうのはうれしくない。
ということで正直なものづくりがこの仕事の醍醐味かとも思うのです。
さて、今回の壁に出てくるこの模様。
よーく探せば蕪木さんの店内に何箇所かあるのですが
これはなんでしょうか?
実は割れ防止と施工性を上げるためにスサっていう繊維を入れるのです。
土壁に入れられているのは藁スサ、藁でできたスサです。
今回の壁に入れたのは麻スサ。麻でできています。
今までの壁には化学繊維を入れていたのです。
ナイロンだったり、アクリルだったりですね。
そういうのはツルツルしていて混ざりやすいのです。
工場でブレンドするときも現場で水練りをするときもです。
天然の繊維は表面が毛羽立っていてザラザラです。
なのうまく混ぜにくいのです。
だから混ぜにくいってことは手間がかかり
コストが上がるのです。
ではメリットはっていうと
それだけ絡み付くので
割れにくいのです。
蕪木って器用に誤魔化すんじゃなく
とにかくそのものを味わってくださいって感じのお店なので
壁も特にきれいにっていうのではなく、ていねいには塗らせていただきましたが
塗り本来の後はできるだけ残すようにしております。
そこも含めて自然体な塗り壁に仕上がっているかなって思うのですが
いかがでしょうか?
自然素材は手間もかかるし、どうやって混ぜるかってこともあるのだけれど これから随時、上塗りは完全天然に切り替え行きます。 そしてその天然の良さは何かというと 空気がより柔らかい。 居心地いいです。 近日オープンの蕪木でご確認ください。 東京都台東区三筋1丁目12−12 香りの立つ蕪木のコーヒー ぜひお試しください。 蕪木のサイトでも豆は通販でお取り寄せできます。 蕪木さんではコーヒーは生豆から焙煎をしております。
チョコレートはカカオ豆からそこでチョコレートを作っております。
そのこだわり方がうちとまた近いと思ったのですよ。
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