こちらは夏の間に伺った蓼科の山荘のリフォームです。
お施主さんかから
この部屋のクロスは剥がしにくいんだけど・・・ってお話ででは現場に伺ってから見てみますねって見たら確かに剥がれにくかったんです。
でもその上を湿らせると部分的に膨らんでくるのです。
ということはきれいに仕上げることはできないのです。
ということでお施主さんご夫婦と一緒にクロスを剥がしました。
普通だとクロスを剥がすのって結構な大変な作業なんですけど
これがみんなですると楽しいのです。
今回はとても素敵なご夫婦で本当に楽しくって・・・
3人で一日がかりでした。
実はこの作業がすごく大切なのです。
これは家との対話の時間っていうか、この時間にこれからここにずっと住むよっていう意思表示というか、家に本当の意味で受け入れてもらうための時間にもなるのです。
多くの施工では適当なところまで剥がしてあとは下塗りやカチオンシーラーなので固めてしまうのですが、こうやってていねいに作業していくことで空間に透明感が出てきます。
きっとお施主さんはその変化を感じられていると思うんですけど
家って結構雑に作られていることもあってそこに対峙することで
そこをやり直していくことも必要なこともあるのです。
もちろん、コストや時間を考えると
その上に塗った方がいいこともありますが
ケースバイケース。
できる限り下地であってもきれいに処理する。
それがウレシイカベ流なのです。
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